カジュアル面談は、デザイナー採用で欠かせない候補者との接点になっています。
選考前にフラットに話せる機会として多くの企業が実施する一方で、「どのように進めればよいか分からない」「会社説明だけで終わってしまう」といった悩みを抱える企業担当者も少なくありません。
カジュアル面談を貴重なコミュニケーションの機会として有効活用できるよう、一方的な会社説明ではなく、対話の場として設計することが重要です。
本記事では、デザイナー採用でカジュアル面談をしたほうがいい理由や、面談で話す主な内容、実施するステップ、失敗パターン、有効活用するコツなどを詳しく解説します。
デザイナーとのカジュアル面談の設計や運用に課題を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

▼この記事の目次▼
- デザイナーのカジュアル面談はとても重要な初めてのコミュニケーションの場
- デザイナー採用でカジュアル面談をしたほうがいい理由
- 理由1:デザイナーとの接点が増える
- 理由2:選考に進む前に期待値調整ができる
- デザイナーのカジュアル面談で話す主な内容
- 仕事の内容
- ビジョン・バリュー
- デザインに対する考え方
- 社内の雰囲気
- 自社の課題
- 評価制度
- 候補者からの疑問・質問
- デザイナーのカジュアル面談を実施するステップ
- ステップ1:カジュアル面談をしていることをアピールする
- ステップ2:候補者の情報を確認してアジェンダを決める
- ステップ3:カジュアル面談の担当者・日程を決める
- ステップ4:カジュアル面談を実施する
- ステップ5:候補者のフォローをする
- デザイナー採用におけるカジュアル面談の失敗パターン
- NG例1:選考要素を持ち込む
- NG例2:担当者がデザインに対する姿勢を語れない
- NG例3:採用広報の発信情報と齟齬がある
- デザイナー採用でカジュアル面談を有効活用するコツ
- 経営層・デザインマネージャーが参加して本気度を示す
- 候補者の質問に丁寧に答えることを心がける
- 事前アンケートを実施して機会を最大化する
- デザイナー採用でのカジュアル面談の有効活用事例
- 事例1.株式会社チケットプラス|自社の求める人材と出会えて応募からわずか1ヶ月で内定承諾
- 事例2.株式会社aby|市場感に即して軌道修正し、半年で2名の人材を採用
- デザイナーの心を動かすカジュアル面談を実施するには知識・設計が必要
デザイナーのカジュアル面談はとても重要な初めてのコミュニケーションの場
カジュアル面談は、企業とデザイナーが出会い、初めてコミュニケーションを取る場です。選考の要素を入れずに、企業とデザイナーが気兼ねなく会話をして、相互理解を深めていきます。
企業の第一印象を与える機会でもあるため、最も重要な接点だという意識で臨むことが大切です。特に、デザイナー採用では、カジュアル面談は必要なフェーズとして捉えられています。
ReDesigner(リデザイナー)がデザイナーのトレンドを調査してまとめた「ReDesigner Career Trend Report」では、デザイナーの転職活動でカジュアル面談が重視されることが明らかになりました。
特に30代は、転職先として興味を持った企業について情報収集を行う際に、カジュアル面談を参考にした割合が最も高く、企業理解を深める重要な機会として捉えていることが分かります。

実際にReDesignerでは約8割のデザイナーが、カジュアル面談を経て正式な選考へ進んでいます。なかには、デザイナー側から企業へカジュアル面談を希望するケースも見られました。
このように、デザイナー採用ではカジュアル面談を通じて不安や悩みなどを解消して、次のステップに進むかどうかを判断するケースが多いです。
だからこそ、双方にとって意義のあるカジュアル面談にする工夫や姿勢が大切になります。
デザイナー採用でカジュアル面談をしたほうがいい理由
ここでは、デザイナー採用でカジュアル面談をしたほうがいい2つの理由を解説します。なぜカジュアル面談が必要なのか理解するためにも、参考にしてみてください。
【デザイナー採用でカジュアル面談をしたほうがいい理由】 |
理由1:デザイナーとの接点が増える
1つ目は、デザイナーとの接点が増えることです。デザイナー採用は市場に人材が少ない背景があり、待っているだけではなかなか自社の求めるデザイナーに出会えません。
カジュアル面談をすると、下記の2つの視点からデザイナーとの接点を増やせます。
企業と接点を持つハードルが下がる
転職潜在層にもアプローチできる
1つ目は、企業と接点を持つハードルが下がることです。カジュアル面談を設けずに、すぐに書類選考、面接などの選考フェーズになると、自社に興味があり本気度の高いデザイナーのみが対象になります。
一方で、「どのような会社なのか少し興味がある」「自分でもチャレンジできるのか気になる」など、検討フェーズにいるデザイナーを次のステップに押し上げることが難しいです。
カジュアル面談ではこのような検討フェーズにいるデザイナーと接点を持てるようになり、母集団形成がしやすくなります。
2つ目は、転職潜在層にもアプローチできることです。転職潜在層とは、現時点では積極的に転職活動をしていないものの、「自分に合う企業があれば転職したい」と考えている層を指します。
カジュアル面談では転職潜在層と接点を持て、積極的に転職活動をするタイミングで声をかけてもらうなどの戦略も立てられるようになります。
このように、カジュアル面談をすることで接点を持てるデザイナーが増え、自社の求めるデザイナーと出会える機会が広がっていくでしょう。
理由2:選考に進む前に期待値調整ができる
2つ目は、選考に進む前に期待値調整ができることです。
選考に進んでから「自社の求めるデザイナーと異なっていた」など双方のミスマッチが起きると、時間やコストをかけたのに採用につながらない悪循環に陥ります。
カジュアル面談は選考の要素を一切含まず、下記のように双方が期待値をすり合わせていくことができます。
企業側 | ・関わるプロジェクトの内容や期待する役割 |
|---|---|
候補者側 | ・キャリアの方向性や希望する業務領域 |
たとえば、企業側が携わるプロジェクトの内容や期待する役割などを伝えて、候補者が興味関心を持つなら選考に進むかどうかの検討ができるでしょう。
一方で、デザイナーのキャリアの方向性と企業が期待する役割に乖離があれば、カジュアル面談の段階で次に進まないことも考えられます。
このように、早い段階で期待値調整ができるため、選考フェーズに入ってからミスマッチを感じにくく効率よく採用活動を進められるようになります。

デザイナーのカジュアル面談で話す主な内容
カジュアル面談で話す内容は、候補者のレイヤーやポジションによって異なります。ただし、多くの企業で共通して話題に上がる項目もあります。
また、カジュアル面談は企業が一方的に説明する場ではありません。双方がフラットにコミュニケーションを取れる場として、候補者の疑問にも耳を傾けながら進めることが大切です。
ここでは、デザイナーのカジュアル面談で話すことが多い内容を紹介します。
【デザイナーのカジュアル面談で話す主な内容】 |
仕事の内容
1つ目は、デザイナーが携わる業務内容や仕事の進め方です。実際にデザイナーに担当してもらいたい業務内容を細かく共有することで、候補者は自分が働くイメージを持ちやすくなります。
たとえば、下記のように「どのフェーズから携わるのか」「どのような取り組みをしているのか」などを詳しく伝えられるといいでしょう。
【カジュアル面談で話す仕事内容の例】 |
また、実際の業務内容を具体的に理解してもらうためには、実業務のアウトプットを見せながら説明する方法も効果的です。
より具体的に仕事内容のイメージが伝わり、候補者に興味や関心を持ってもらえるようになります。
ビジョン・バリュー
2つ目は、自社のビジョン(目指す世界観)やバリュー(大切にする価値観)です。自社の目指す価値観に共感してもらえなければ、自社の一員として働くことが難しい場合があります。
カジュアル面談では下記のように、ビジョンとバリューを具体的なエピソードとセットで話すと響きやすくなります。
【カジュアル面談で話すビジョン・バリューの例】 |
たとえば、自社のビジョンを伝えてデザイナーに「考え方が合うな」と感じてもらえれば、不安を払拭したうえで次のステップへと進めるでしょう。
ビジョン・バリューは企業の行動や考え方の基盤となる部分なので、カジュアル面談の段階で話しておくと早い段階で双方の認識を揃えられます。
デザインに対する考え方
3つ目は、自社のデザインに対する考え方です。デザイナーは業務内容だけでなく、組織内でのデザインの扱われ方やプロダクト開発への参画度にも目を向けて転職先を選定しています。
そのため、カジュアル面談時に自社のデザインに対する姿勢や考え方、取り組みを話しておくと共感を得られる可能性があります。
【カジュアル面談で話すデザインに対する考え方の例】 |
たとえば、現時点ではデザインに対する特別な取り組みをしていなくても「今後デザイン経営をしていきたい」「一緒にデザイン組織を作ってほしい」などの思いを伝えることで、企業側の真摯な姿勢を見せられます。
自社にとってデザインとはどのようなものかを言語化できていない場合は、カジュアル面談までに話し合っておくといいでしょう。
社内の雰囲気
4つ目は、社内の雰囲気です。デザイナーによっては「どのような環境なのか」「どのような人と働くのか」などを不安に感じていることがあります。
普段の業務の雰囲気や社員のリアルな声を届けることで、自社の一員として働けるかどうかをイメージしてもらいやすくなるでしょう。
【カジュアル面談で話す社内の雰囲気の例】 |
また、カジュアル面談をオンラインではなくオフィスで実施して、社内の雰囲気や設備、働き方を直に感じてもらうことも検討できます。
最終的な入社の決め手として「面談した社員の人柄」や「信頼感」を挙げるデザイナーも少なくありません。
年収やネームバリューだけでなく「この人たちと働きたい」と感じられるように、自社の魅力や雰囲気をしっかりと伝えましょう。
自社の課題
5つ目は、現在自社が抱えている課題です。建前ではなく実情や課題を素直に共有することで、デザイナーとの信頼関係も築きやすくなります。実際にカジュアル面談での「本音ベースでの情報共有が印象的だった」という声もあります。
自社の強みや魅力を伝えることも大切ですが、下記のように自社の課題やデザイナーに手伝ってほしいことも伝えてみましょう。
【カジュアル面談で話す自社の課題の例】 |
たとえば「急成長フェーズのため組織や業務フローが変化し続けている」と事前に伝えることで入社後のトラブルを避けるのはもちろん、変化に対する耐性があるデザイナーに興味を持ってもらいやすくなります。
評価制度
6つ目は、デザイナー向けの評価制度です。デザイナーは「入社後にどのような基準で評価されるのか」を意識しているので、カジュアル面談の段階で情報共有ができれば興味を持ってもらえるポイントになります。
下記のように、自社の評価制度にはどのような特徴があるのか伝えるといいでしょう。
【カジュアル面談で話す評価制度の例】 |
たとえば、デザイナー用の評価基準があり、それに沿って評価できるようにしていると伝えると、貢献度をしっかり評価してもらえるかもしれないと候補者に安心感を与えられます。
▼デザイナーに特化した評価制度がまだない場合、作成手順を別の記事で詳しく解説しているのでぜひご参照ください。
デザイナー評価制度の重要性と今から作成するための4つのステップ
候補者からの疑問・質問
7つ目は、候補者からの疑問や質問への対応です。カジュアル面談では、企業側が一方的に情報を発信するのではなく、候補者からの疑問・質問にも丁寧に回答することが大切です。
候補者からは下記のような質問が多い傾向がありますが、質問内容に応じてしっかりと受け答えをしましょう。
デザインに対する考え方
経験・スキル・キャリアパス
副業・リモートワークの可否
また、限られた時間のなかで候補者の不安や疑問に寄り添えるように、事前に質問を聞いておくことも検討できます。
質問内容に応じて回答できる社員をアサインするなどの工夫をすると、より双方にとって価値のあるカジュアル面談を実施できるでしょう。
デザイナーのカジュアル面談を実施するステップ
カジュアル面談で話す内容を整理できたら、次は実際の進め方を設計しましょう。ここでは、デザイナー向けカジュアル面談を実施する基本的な5つのステップを解説します。
【デザイナーのカジュアル面談を実施するステップ】 |
ステップ1:カジュアル面談をしていることをアピールする
まずは、デザイナーに「カジュアル面談をしている」と認知してもらうことが重要です。採用媒体や採用サイト、note、ブログなどで「カジュアル面談を実施している」ことを積極的に発信しましょう。
たとえば、noteの最後にカジュアル面談を案内する場合、次のようにハードルを下げた書き方を意識してみてください。
【記載例】 |
また、スカウト送信時にも「まずはカジュアル面談でお話ししませんか」と伝えることで、転職潜在層とも接点を持ちやすくなります。
その他、カジュアル面談の専用ページを設けるのも有効です。
グッドパッチの「カジュアル面談ページ」のように、「どのような人と、どのようなテーマで話せるのか」を具体的に伝えれば、候補者が興味を持てるようになるでしょう。
ステップ2:候補者の情報を確認してアジェンダを決める
カジュアル面談の候補者が決まったら、候補者のプロフィールなどを確認したうえでアジェンダを決めましょう。
カジュアル面談は基本的に選考要素を一切含まず、双方の期待値を調整することが目的です。
だからこそ、アジェンダを決めておかないと、当たり障りのない会話で終わってしまい「自社とのマッチ度はどうだったのか」把握しにくくなります。
「これだけは聞いておきたい」「まずはこの話から切り出す」といったアジェンダを事前に決めておくことで、双方にとって意義のある時間になるでしょう。
また、カジュアル面談時に「レポートを見ました」「登壇の動画を見ました」など、候補者に関する情報を把握していることが分かる一言があるかどうかで、候補者の持つ印象が大きく変わります。
カジュアル面談の前に候補者を知っておく姿勢も、大切にしましょう。
ステップ3:カジュアル面談の担当者・日程を決める
続いて、カジュアル面談の担当者・日程を決定します。
カジュアル面談では、候補者のニーズに合った担当者をアサインすることが重要です。
デザイナーの職種は専門性が高いため、仕事の進め方や専門用語を理解している現役デザイナーがいる場合は同席してもらうといいでしょう。
また、実施形式はオンライン・オフラインどちらでも問題ありません。近年は、日程調整のしやすさからオンラインが主流です。
一方で、オフィスで実施すれば、社内の雰囲気を伝えやすくなるメリットもあります。
所要時間は30分〜1時間が一般的です。候補者が気軽に参加できるよう、長時間になりすぎないよう配慮しましょう。
ステップ4:カジュアル面談を実施する
先ほども触れたようにカジュアル面談には選考要素を持ち込まず、双方の期待値調整を目的として進めていきます。
カジュアル面談のアジェンダは候補者によって変わりますが、一例として下記のような内容で実施します。
【カジュアル面談の例】 |
選考に進むかどうかの意思確認の方法は、企業によって異なります。一般的には、選考フローを紹介したうえで、「選考の詳細は後日ご連絡しますので、ぜひご検討ください」と伝えるケースが多いです。
また、中長期的に転職を検討しているデザイナーに対しては、無理に選考へ誘導するのではなく、「またタイミングが合えばぜひお話ししましょう」と伝え、接点を維持する意思を示しておきましょう。
カジュアル面談を単発で終わらせず、継続的な関係構築につなげる意識を持つことが大切です。
ステップ5:候補者のフォローをする
カジュアル面談後は、候補者へのフォローも欠かせません。まずは、カジュアル面談に参加したお礼を伝えましょう。
そのうえで、自社とのマッチ度が高いと感じた場合は「どのような点に魅力を感じたか」「どのような役割を期待しているか」など自社の想いや熱意も伝え、選考に進んでもらえるように後押しします。
テンプレートのような文面ではなく、面談内容を踏まえた個別メッセージを作成することで、応募意欲の向上につながるでしょう。

デザイナー採用におけるカジュアル面談の失敗パターン
デザイナー採用でのカジュアル面談を実施するステップが分かったところで、カジュアル面談を行う前に失敗パターンを把握しておきましょう。
このパターンを知っておくと、回避をしながらカジュアル面談を進められます。ここでは、代表的な3つの失敗パターンを紹介するので、チェックしてみてください。
【デザイナー採用におけるカジュアル面談の失敗パターン】 |
NG例1:選考要素を持ち込む
カジュアル面談では、選考要素を持ち込まないようにしましょう。カジュアル面談はあくまでも双方の期待値調整の場で、選考の最初のフェーズではありません。
この認識がずれていると「カジュアル面談に選考の要素があった」などと捉えられてしまい、カジュアル面談を有効活用しにくくなります。
互いの認識を揃えるためにも、カジュアル面談の開始時に次のように案内しておきましょう。
【カジュアル面談を開始するときの案内】 |
このような前提条件を共有しておけば、候補者も安心してコミュニケーションを取れるようになります。このように、企業側が選考要素を持ち込まないことをしっかりと伝えておきましょう。
NG例2:担当者がデザインに対する姿勢を語れない
カジュアル面談の担当者が、自社のデザインに対する考え方や期待する役割を十分に説明できないケースも要注意です。
デザイナーは、「この会社はデザインをどのように捉えているのか」を重視しています。
そのため、自社のデザインに対する姿勢をしっかりと伝えられなければ「入社しても活躍できないかもしれない」と候補者に不安を与えてしまう可能性があります。
実際に人事担当者がキャリアのあるデザイナーに対してうまく説明ができず、「この企業はデザインにそれほどコミットしていない」と受け取られてしまい、次の選考につながらなかった事例もあります。
重要なのは担当者自身がデザイナーかどうかではなく、自社のデザインに対する姿勢を語れるかどうかです。
自社のデザインに対する姿勢を語れるか不安が残る場合は、社内で事前に認識を揃えておくようにしましょう。
NG例3:採用広報の発信情報と齟齬がある
採用広報で発信している内容と、カジュアル面談で話す内容に齟齬がないように注意しましょう。
候補者は採用サイトやコーポレートサイト、ブログなどをリサーチして、企業の発信内容を細かくチェックしています。
そのため、発信内容と実際の説明に差異があると、不信感につながる可能性があります。
また、現場担当者・マネージャー・経営層など、話す人によってデザインに対する考え方や方針が大きく異なる場合にも注意が必要です。
候補者は、一部の担当者だけでなく、会社全体としてどのように考えているのかをしっかりと見極めています。
カジュアル面談を実施する前には採用広報の発信内容と面談担当者の認識をすり合わせ、一貫性のあるコミュニケーションを心がけましょう。
デザイナー採用でカジュアル面談を有効活用するコツ
最後に、デザイナー採用でカジュアル面談を有効活用するコツをご紹介します。ただカジュアル面談を実施するのではなく、採用につながるように取り組むために押さえたいコツばかりなので、参考にしてみてください。
【デザイナー採用でカジュアル面談を有効活用するコツ】 |
経営層・デザインマネージャーが参加して本気度を示す
カジュアル面談では、現場デザイナーだけでなく、経営層やデザインマネージャーが参加して本気度を示すことがおすすめです。
「なぜ今デザイナーを採用しているのか」「デザインをどのように事業へ活かしたいのか」などを経営層自らが語ることで、企業としての本気度が伝わりやすくなります。
デザインへのリスペクトや入社後に期待している役割を率直に伝えれば、「この会社は本気でデザイン組織を強化しようとしている」と候補者に感じてもらいやすくなるでしょう。
経営層やデザインマネージャーの参加が難しい場合は、事前に候補者の質問に答えてもらうなど、上層部が関与している姿勢を示す工夫も検討できます。
候補者の質問に丁寧に答えることを心がける
カジュアル面談では、候補者からの質問に丁寧に答えるように心がけましょう。
カジュアル面談ではついつい自社を一方的にアピールしがちですが、候補者も同じように「質問をしたい」「自分の想いを伝えたい」という気持ちを持っています。
自社の話ばかりにならないように、候補者とコミュニケーションを深める場として捉えることが重要です。デザイナーからの質問に答えるときには、担当者自身のストーリーを語ることもポイントです。
たとえば「どのような思いで組織づくりに取り組んでいるのですか?」という質問に対し、現在の事業に携わるきっかけとなった出来事や個人的な経験を交えて話すことで、候補者に刺さる可能性があります。
仕事に誠実に向き合っている姿勢が伝われば、「この人たちと一緒に働きたい」と感じてもらいやすくなるでしょう。
事前アンケートを実施して機会を最大化する
カジュアル面談の満足度を高めるためには、事前アンケートを活用するのも有効です。
面談担当者は「何を話せばいいか分からない」、候補者も「面談のゴールが分からない」という状態では、せっかく時間を確保しても有意義なコミュニケーションにつながりにくくなります。
そのため、事前にアンケートを実施して、「知りたい内容」や「興味のあるテーマ」、「希望する働き方」などを確認しておくことで、候補者に合った担当者をアサインしやすくなります。
関心事項を事前に把握できれば、期待値調整や魅力付け、当日の準備もしやすくなり、面談体験の向上につながるでしょう。
デザイナー採用でのカジュアル面談の有効活用事例
デザイナー採用に特化した採用プラットフォーム「ReDesigner」を活用した企業のなかには、カジュアル面談の進め方を見直してデザイナー採用を実現したケースがあります。
ここでは、2社の導入事例を紹介します。カジュアル面談を見直して、どのように採用につなげたのか参考にしてみてください。
企業名 | 有効活用事例 |
|---|---|
株式会社チケットプラス | 従来の採用媒体ではスキルや思考性がマッチせず母集団形成に苦戦していたが「ReDesigner」経由でカルチャーフィットするデザイナーと出会い、応募から約1ヶ月で内定承諾に至った |
株式会社aby | カジュアル面談からの歩留まりに課題を抱えていたが、自社の課題や実情を率直に共有する「すり合わせ型のカジュアル面談」を実施。半年で2名の即戦力採用に成功した |
事例1.株式会社チケットプラス|自社の求める人材と出会えて応募からわずか1ヶ月で内定承諾
エンタメ業界のDXを推進する株式会社チケットプラスでは、事業成長に対してデザインリソースが不足しており、品質管理を担える組織的なデザイン力の強化が急務でした。
一般的な求人媒体やエージェントを利用していたものの、スキルや思考性がマッチする候補者との出会いが難しく、母集団形成にも苦戦していました。
そこで「ReDesigner」を導入し、プロフィールの文章から滲み出る思考性やカルチャーへの温度感を重視したスカウト戦略を実践。
「UIを作るだけでなく、幅広い領域に関わることでキャリアが広がる」というメッセージを個別のスカウト文面に盛り込み、自社に合う候補者を厳選しました。
実際のカジュアル面談でも、スキルとカルチャーフィットの双方で抜群の手応えを得られ、「会う人全員が求めている層」という効率的かつ精度の高い採用を実現。応募からわずか1ヶ月で即戦力デザイナーの内定承諾に至りました。
▼株式会社チケットプラスの事例は、こちらからご覧いただけます
応募から1ヶ月で内定承諾。「個」の作業から「組織」のデザインへ。チケットプラスがReDesignerで掴んだ確信とスピード
事例2.株式会社aby|市場感に即して軌道修正し、半年で2名の人材を採用
システム開発やDX支援を手がける株式会社abyは、事業拡大に伴い初めてのデザイナー公募採用に踏み切りました。しかし、当初は採用の市場感を掴めず要件を狭めすぎていたため、カジュアル面談まで進んでも次の選考につながらないケースが続いていました。
「ReDesigner」導入後、定例ミーティングで市場感のアドバイスを受けながら採用要件を柔軟に見直すとともに、カジュアル面談のスタイルも転換。
冒頭15〜20分を使って会社の良い点も課題もフルオープンに伝える「すり合わせ型」に変えたことで、ミスマッチがなくなり内定承諾までスムーズに進むようになりました。
こうした取り組みの結果、導入からわずか半年で2名の即戦力デザイナーの採用に成功しています。
▼株式会社abyの事例は、こちらからご覧いただけます
デザイナー採用未経験からの挑戦。半年で2名の即戦力採用を叶えた、株式会社abyの「正直すぎる」対話戦略
デザイナーの心を動かすカジュアル面談を実施するには知識・設計が必要
デザイナーのカジュアル面談は、企業と候補者が初めて直接コミュニケーションを取る重要な機会です。ここで良い第一印象を与えられれば、候補者が次の選考へ進む後押しにもつながります。
一方で、「何を話せばいいか分からない」「デザインに対する考え方をうまく伝えられない」など、カジュアル面談の設計や運用に課題を感じている企業も少なくありません。
デザイナー採用に不安がある場合には、デザイナー採用に特化した採用プラットフォーム「ReDesigner」をご活用ください。

デザイナーに特化した採用プラットフォーム「ReDesigner」は、400社以上のデザイナー採用実績があります。
デザイナー採用時の壁となる求人票の作成やカジュアル面談の設計などでつまずかないように、デザイナー採用に知見のあるメンバーが伴走します。
【ReDesignerの強み】 |
まずは、ReDesignerの無料相談で、今のデザイナー採用のお悩みを相談してみませんか?ボトルネックの発見や、カジュアル面談のアドバイス、今の採用市場の説明などご要望に応じたご相談ができます。
「カジュアル面談を有効活用できていない」「デザイナーに刺さるカジュアル面談はどのように実施すればいいのか」など、今抱えているデザイナー採用の課題をまずはお聞かせください。



