
カシオ計算機株式会社
1957年に設立。社名の通り、電気式計算機の開発からスタートし、G-SHOCKをはじめとした腕時計、電子文具、楽器、またはICT技術を活用した教育事業や画像処理やAI解析の技術を使った医療機器の開発など、創造性豊かなライフスタイルを提供するためのサービス、プロダクトをグローバルに提供しています。
課題
・従来の採用手法ではリーチできる学生に限界を感じていた
・商品名は知っているが社名は知らない学生が増えてきていた
効果
・これまで接点の無かった学校、学部の学生との接触が可能に
・スカウトをきっかけに自社に興味を持っていなかった学生がエントリー
・前回のインターンと比べて応募数が約3倍に
30年以上前からデザイナー新卒採用を行っているカシオ計算機。従来の採用プロセスでは限界を感じており、新しい手法を模索する中、ReDesigner for Studentにお問い合わせをいただきました。ご自身もデザイナーであり、デザインセクションで人材開発も行っている菱山さんに導入までの経緯と効果を伺いました。
菱山さん:デザインセクション(部署)の中で、デザインの人材開発業務を担っています。採用・インターンシップの企画/運営・産学連携プロジェクト・新人/若手の育成など多岐に渡ります。採用に関しては人事部と連携してデザイナーの採用に特化した動きをしています。元々私自身、CMFデザイナー※でしたので、デザイナーの視点に立って、等身大の人材開発活動を心がけています。
※CMFデザイナー:" COLOR(色)"、"MATERIAL(素材)"、"FINISH(加工)の要素からなる、プロダクトのサーフェイス(表面)を扱うデザイナー
菱山さん:30年以上前から専門職として新卒デザイナー採用を行っています。私自身もインハウスデザイナーとして新卒入社しました。
UXデザイナーですと、当時の呼び名は違っていましたが1999年頃に採用をスタートしました。デザイナーと一言で言っても様々な職種、職能によって呼び名が変わりますが、CASIOでは製品を開発していく上で重要と思われるデザインスキルや考え方に対して、早い段階から専任化して取り組むことでデザイン領域を広げてきました。
菱山さん:若い方の考え・アイディアが商品開発の突破口になるため、社内の雰囲気を活性化させるためにも新卒採用は必須と考えています。
歴史が長い企業でもあるため、組織・チーム全体の年齢バランスを取っていく点もありますが、クリエイティブ部門の活性化はとても重要だと考えています。
菱山さん:主なアプローチはインターンシップと産学連携です。その間に大学のキャリアセンター、先生との関係値を作りながら会社説明会を行っています。
菱山さん:CASIOの商品・サービスに直接触れたことがない学生も多いので、社名を知ってもらうことを意識しています。もしくはG-SHOCKは知ってるけど、CASIOは知らないといったこともあります。また、CASIOに対して固いイメージを持っている学生も多い印象です。ブランディングやUXなど、幅広いデザインを扱う企業であることを知ってもらう必要があると感じています。
菱山さん:スキルだけでなく、一人一人の伸び代や将来性を見るようにしています。パーソナリティに関して言えば、ポートフォリオの自己紹介やプロセスの見せ方や、面接・面談時でのポートフォリオの内容を直接説明してくれる時の熱量などを見ていますね。インターンを対面でやっているこだわりは特にこの熱量やパーソナリティをより詳しく見たいからです。また、学生に職場を知ってもらうことも大切なので、自社のデザインフロアで(インターンを)実施することにもこだわっています。

菱山さん:ReDesigner for Stundent導入までは、独自の戦略でデザインの採用活動を展開してきましたが、まだまだ学生にいき届いていない部分があるのではないか、と思っていました。そんな中、いくつかの大学の先生やキャリアセンターの方と話す中で、ReDesigner for Stundentの話を聞く機会がありました。問い合わせて話を聞いてみると、多くの学生が登録しており、学生のポートフォリオを閲覧できることに魅力を感じました。
菱山さん:早い段階からポートフォリオを仕上げている学生や、就活に対して前向きにトライしている学生が多い印象を持ちました。加えて、普段付き合いがなかった学校の学生との接点もできて「こんな学科でもデザインを学んでいるんだな」など新たな発見や気づきもありました。
菱山さん:ReDesigner for Stundentからスカウトを送って、応募数を増やすことができました。他の施策も組み合わせていたり、時期や職種も違うため単純比較は難しいものの、前年度の夏インターンと比較して、春インターンの応募数が約3倍になりました。
インターンへの誘導として活用しています。ReDesigner for StundentのCS(カスタマーサクセス)の方と探し方を相談しながら進めています。学生ご本人は元々興味なかったけど、スカウトをきっかけに興味を持ってエントリーしてくださることもあり、スカウトならではの効果も感じています。
CSの方からのアドバイスをいただき、スカウトの文面は意識しています。あくまでもインターンシップへチャレンジしてもらえるような声がけで、挑戦してみませんか?という問いかけ、誘い方の言葉遣いを意識しています。
菱山さん:自社でアプローチする学生には限界があると思っているため、CSとの定例で全国の学生の情報をもらえるのがとてもありがたいです。
人材開発の業務に携わって間もないですが、学生の就活リズムや、キャリアセンターの業務のスケジュールなど、人気求人の傾向までいろいろ教えていただいています。また、他の人材開発のメンバーからは、問い合わせの返信も早くて助かっているという声も届いています。
菱山さん:産学連携やインターンシップだけでなく、自社ならではの採用方法で興味を持ってくれる学生を増やしていきたいです。
また、採用を続けている中で、不安を抱いている学生が多いと感じました。勇気を持って学生にはチャレンジしてもらいたいですが、そのためには、大学と企業、学生を結びつけるReDesigner for Studentさんの力が必要だと感じています。デザイナーを志す学生の就活を、大学の先生やキャリアセンター、我々企業とも異なる立場から大いに盛り上げていってもらいたいです。
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